5年ぶりの演奏会を終えた。高揚感と心地よい疲労感に浸りながらの打ち上げ🍺はいつもながらサイコーの気分である。
この幸福感を忘れないよう、ちょっとだけ演奏会を振り返ってみよう。
演奏会当日、生憎今日は選挙の日。空は快晴。こんな日は合唱なんかやってる場合じゃないよね。普通の人は。
でもいいのです。頑張ります。忘れないうちに歌ってしまいたい…(^^;
まずはリハーサル。誰もお客さんのいないホールの第一声。広い空間に私たちの声が伸びやかに飛んでいく。何と心地よい響き…わ~幸せ…これだから舞台はやめられない。もしかして上手いんじゃないの?なんて勘違いさせる。先生が「いいですね~。伸び伸びしてる。」いつもながら誉め上手な先生の一声だけど、表情からホントかも?なんていい気分。やっちゃうよ。今日は。
本番。なかにしあかねさんの曲。「雲は…♪」いいね~。ワルツいいね~。流れるように伸びやかにワルツを楽しもう。あっというまに3曲終え、第1ステージを終えた。
第2ステージはオルバーンのミサ。
これ、初めて歌ったときは道のりの険しさに気が遠くなる思いだったけど、なんとか形になるもんだな~。ハンガリーの合唱曲は初めてだったけど一度歌ってみたかった。未知との遭遇は、やればやるほど奥が深くてもっとやりたくなる。知らない世界の音楽との出会い。も~っ。たまらないね~。一番好きなところはサンクトゥスの中間部。ソプラノの綺麗なところ。私はメゾでモヤモヤ歌ってるんだけど。でも好きなんだよね。モヤモヤザワザワしてるところからソプラノがスーっと現れるところ。モヤモヤザワザワしてるのも何か楽しいんだよね。変かな。私。
グローリアの中間部の変拍子のところもいいけどね。調子よくてね。楽しいね。
アニュスデイの最後もいいよ。ここ、綺麗に決められたら泣いちゃうな~。
第3ステージは信長さんの3曲。「群青」は特別な曲だから丁寧に歌わないと東北の皆さんに申し訳なくてね。何もしてないから。一瞬でも心を寄せて歌わないと日本人として恥ずかしいような気持ちになる。あと好きなのは「生きる理由」「だから~♪私は~♪今日も生きている~♪」ここがたまらなく好きで。自分が肯定されてるような気がして。いいんだよ。これでいいんだよ。っていわれてるような気がして。
第4ステージは昭和のポップス。なんかつまんないな~。って始めは思ったけど、ハモることを優先しがちな合唱の中で、思い切り崩したりだらしなくしたり制約を少し外す歌い方っていうのも新鮮で楽しかったよ。最初は恥ずかしさとの戦いだったけど、だんだん大胆になっていく自分が面白かった。
暗譜して歌うと自分の中に貯めてあるものを放出するような気持ちよさがあって、生意気にも表現している気になって楽しかった。自由に解き放たれるような心地よさ。一人じゃ絶対に体験できないステージで歌うということ。やっぱり合唱って楽しいな。ここにいる仲間たちと少しでも長くいい時間を過ごしたいな。きっとそれが生きている。っていう実感になる気がするから。